銀行のための戦略的ワークフォース計画
計画から実行へ:ワークフォース計画遂行のためのよりスマートなアプローチをご紹介します。
今後デジタルトランスフォーメーションを成し遂げていくために、Anaplanは不可欠なパートナーだと強く感じています。菊池 栄一氏, TDK株式会社 電子部品営業本部 企画管理統括部 営業経理部シニアエキスパート
事業計画作成時間が40日から30日に10日間短縮(25%削減)
グローバルな事業拠点と従業員、そして自社製品群という多種多様な経営資源をもとに、立案する事業計画業務(中期・年度・月次レベル)では、広範囲かつミクロレベルのプランニングの実現に大きな課題を抱えていました。
事業計画の集計作業は、おもにMicrosoft Exce(l 以下Excel)を利用しており、それぞれの海外拠点からバケツリレー方式で収集したデータを集計し、社内システムに取り込み管理運用していました。その中でも、重要課題は4つあったといいます。
1. 社内システムの処理が夜間バッチで臨機応変な対応ができない
2. 組織や製品のコード変更が頻繁に起こり迅速な対応が難しい
3. 多くの海外拠点での入力作業により、データ収集のモニタリングができない
4. 入力作業の最新データの把握が難しい
こうした課題を抱えたなかで、連結集計とチェック作業には膨大な時間を要していました。
そこでTDKは、サポート体制が非常にきめ細やかで強固、顧客の立場に立っている点に注目してAnaplanを選定しました。
導入は、菊池氏の所属する電子部品営業本部において、グローバルレベルで開始。導入後、Anaplanは基幹のSAP会計システムに連携し運用し始めました。
プランニングにおけるグローバル拠点のデータ収集やチェック作業に要していた時間が、相当数削減されたことで、考える時間、分析する時間が増えた点が最大の効果だといいます。また、そのことで業務の棚卸が進み、従来のワークフローを見直すことができた点は、大きな副産物と言えます。
さらに導入を期にワークフローの見直しと、それにともなうガバナンス強化を実現。同社は、“環境の変化に対応したプランニング”をビジョンに掲げ、“製造から販売・経理財務の一気通貫のプランニング”を目指していたので、コネクテッドプランニングによりその仕組みを今回構築した意義は大きいと菊池氏は語ります。
今後、市況の変化は激しさをさらに増してくるものと想定し、菊池氏は損益シミュレーション機能をフル活用したいと考えています。コネクテッドプランニングは、ディスラプティブな状況に対する計画や対処に役立つので、Anaplanへのこれからの活躍に大きな期待を寄せています。
菊池 栄一氏、電子部品営業本部 企画管理統括部営業経理部シニアエキスパート