銀行のための戦略的ワークフォース計画
計画から実行へ:ワークフォース計画遂行のためのよりスマートなアプローチをご紹介します。
社内でコラボレーションを行う能力が大幅に向上したため、ストレス レベルが下がり、チーム内の人間関係も大きく改善されました。Heather Williams 氏, 統合ビジネス プランニング シニア ディレクター
フルタイム従業員 1 名がスプレッドシートの統合作業に費やす時間が 70% から 10% に短縮
需要の変化への対応に要する時間が 2 週間から 1 日に短縮
リソース、経費、製品ライン全体にわたる可視性が向上
複数の部屋に対応するワイヤレス ホーム オーディオを開発した Sonos 社は、50 ヶ国以上で製品を販売しています。Anaplan 導入前は、供給と需要の複雑なエコシステムを膨大なスプレッドシートを使って管理していましたが、供給基盤は 200 を超える部品サプライヤーで構成されており、サプライチェーン計画チームは供給と世界の需要のバランス調整に苦慮していました。以前のプロセスは、時間がかかり、ミスも起こりやすく、計画担当者は手作業によるデータ ポイントの管理と接続にほとんどの時間をとられていました。
Sonos 社は Anaplan を導入し、リソース、経費、製品ラインにまたがる計画を構築することで、サプライチェーン全体に対する可視性を実現しました。Sonos 社のチームはまず、需給のバランス調整を目的とした展開から始め、次に供給計画モジュールを追加して、製品に関する情報を工場レベルで詳細に把握できるようにしました。さらにごく最近では、そこに需要計画も組み込み、フォーキャスト機能を追加しました。
Anaplan の最大の ROI は、時間に現れました。たとえば、以前は一人の分析担当者が業務時間の 70% をスプレッドシートの統合作業に費やしていたところ、現在は 10% 未満に短縮されました。また、グローバル計画チームが計画業務サイクルに費やす時間も減り、需要の変化への対応に要する時間が 2 週間からわずか 1 日に短縮されました。
Sonos 社は、そのスピードと柔軟性に惹かれ Anaplan を採用しました。同社には、Anaplan のクラウドベースのプラットフォームを活用して組織のより多くの分野を連携させ、コミュニケーションを改善して、文化の転換につなげるというビジョンがあります。統合ビジネス プランニング ディレクターの Heather Williams 氏は次のように述べています。「社内でコラボレーションを行う能力が大幅に向上したため、ストレス レベルが下がり、チーム内の人間関係も大きく改善されました」
私は、Jonathan Rocque。Sonos 社のグローバル ソーシング ディレクターで、Anaplan 導入の統括責任者です。
Sonos 社は、すべての家庭を音楽で満たしたいというただ一つの願いを原点に、ワイヤレス ホーム サウンド システムを製造しています。
Sonos 社の供給基盤は 200 を超える個々の部品サプライヤーで構成されています。複雑なのは、自社のチャネルで製品を販売する場合に、個々の販売店レベルまで細かく予測を行っている点です。
Anaplan 導入前は、膨大な数のスプレッドシートを統合して、供給と世界の需要のバランスを調整していました。このようなやり方はミスが発生しやすく、プロセスに遅れが生じることも珍しくありませんでした。
Sonos 社が必要としていたのは、リソースや経費、製品ラインに関する、組織全体で統合された単一の計画、又は見解でした。
さらに、全社的なコラボレーションを促進し、対応のサイクル タイムを短縮するための手段も必要でした。
Anaplan の採用は、グローバル計画チームの強い要望により実現しました。いくつものスプレッドシートによる作業を統合して、データをより有意義に活用したいと考えていた同チームは、さまざまなツールやシステム、プラットフォームを評価した結果、問題の解決策として、柔軟性に優れた Anaplan にたどり着きました。
Anaplan の導入以降、かなり多くのユースケースを構築しましたが、最初に着手したのは需給のバランス調整でした。次に供給計画モジュールに進み、工場での製品の出入荷に関する情報を詳細に把握して連携を図れるようにしました。その後、需要計画に進み、フォーキャスト業務をシステムに組み込みました。現在は、サプライヤーの可視性を確保することに加えて、部品レベルでのフォーキャストを可能にするモジュールをシステムに組み込むことに取り組んでいます。Anaplan を活用することで、サプライチェーン全体にわたる可視性と計画が実現し、詳細なレポート作成が可能になります。これは以前ではできなかったことです。
Anaplan の導入によって、当社が最も重視している原則が蘇りました。私たちは最初から Anaplan をパートナーにすることを選択しましたが、最終的な目的を果たすためには、反復的なアプローチが必要になるとわかっていました。そして Anaplan のサポートのもと、その目的を達成しました。Anaplan がもたらした最大の ROI は、従業員が付加価値を生む作業により多くの時間を費やせるようになった点です。分析担当者の一人はこれまで、業務時間の 70% をスプレッドシートの統合作業に費やしていていましたが、今ではそれが 10% に短縮されました。データを統合して必要な答えを見つけるのに 2 週間かかっていたものが、Anaplan のおかげでわずか数時間に短縮されたというケースも見られます。
以前はビジネス アナリストが手動で統合していた複数のデータ ソースを、Anaplan が接続してくれます。Anaplan 導入前は、製品ライフサイクル管理システムを直接製品構成データベースに接続することはできませんでしたが、Anaplan 導入後は、データソースと Anaplan プラットフォームを直接接続することが可能になりました。このおかげで、コストや経費の分析に必要なデータを作成するために、毎月約 67 のスプレッドシートを手動で抽出していた作業を軽減することができました。
アジア、北米、ヨーロッパ、オーストラリアと、世界各国に拠点を持つ Sonos 社にとっては、真のつながりが極めて重要です。
Anaplan の大きなメリットは、クラウドベースのプラットフォームという特性から、共通のインターフェースを介してグローバルな供給基盤とつながることができる点です。
社内に Anaplan センター オブ エクセレンスを立ち上げていることろです。
Anaplan はこれから、組織全体をつなぐプラットフォームとなっていくでしょう。私たちはこのツールから得た情報を活用して、新しいシステムやプロセスを推進し、より良いビジネスの進め方について理解を深めることができます。
Anaplan なら、多様なデータソースを接続して一つのプラットフォームに統合することで、他のツールでは対処できない、組織内のさまざまな分野に応用できると私は考えています。その結果、文化の転換やコミュニケーションの改善が実現し、サプライチェーン全体を通して運用に関わっているすべての人が、さまざまな業務分野の実情を把握できるようになります。
私は、Heather Williams。Sonos 社統合ビジネス プランニングの責任者です。
Anaplan 導入前、手動のプロセスに頼っていた当社では、あらゆるものに Excel を使っており、多大な労力を要していました。計画担当者は皆、実際の計画業務よりも、スプレッドシートの管理にかなりの時間をとられていました。そのため、ビジネス シナリオを作成して需要と供給に関する管理上および経営上の意思決定を下す際も、十分な能力を発揮できずにいました。
私たちは、このようなプロセスと週次の計画を改善して戦略的な計画業務サイクルとコラボレーションを実現できるツールを必要としていました。
Anaplan を導入したことで、抑制と均衡、キャパシティ チェック、モデル コンポーネントの制約といった要素が一つのツールにまとまり、極めて信頼性の高い計画を事業部門に提示できるようになりました。
Anaplan は非常に迅速に導入できただけでなく、実装後に利用が進むにつれてツールを拡張することもできました。そのため、状況がより複雑になることがわかっている場合は、前もって備えることができます。
Anaplan によって私たちの働き方は一変し、特に、在庫管理に関する業務、及びサプライチェーン チームや需要計画パートナーとの社内での連携は大きく変わりました。
当社では、すべての流通センターの手持在庫日数を厳密化することを計画しています。
Anaplan のおかげで、目標の在庫レベルを維持するために必要な供給量を正確に計算できます。また、消費需要がいつ収束するかを把握できるため、今後の目標の在庫レベルとの差異をすぐに追跡して、ただちに供給量を修正できます。最大の改善点は、計画業務のサイクル タイムです。
Anaplan 導入前は、需要の変化に完全に対応するのに 2 週間かかっていましたが、今ではそれが 1 日で終わります。さらにアジア拠点では、拠点側のチームに 1 日で処理してもらい、その週の終わりまでには供給の確定値を提示してもらうことになっています。社内でコラボレーションを行う能力が大幅に向上したため、ストレス レベルが下がり、チーム内の人間関係も大きく改善されました。Anaplan によって業務が格段に改善されたことは当社の自慢といえます。
組織全体でより幅広く情報を共有できるようになり、目標レベルに合わせた在庫の維持や計画の提示についても進歩しています。その結果財務チームは、供給計画の財務上の影響をより的確に予測できるようになりました。
従業員は皆、スプレッドシートでの作業ではなく分析業務に多くの時間を費やせるようになりました。実際のところ、業務の負荷は以前と変わっていませんが、その内容はよりやりがいがあるものです。
「どうすればデータを取得できるか」という心配は消え、従業員たちは、「このデータは何を意味し、どう活用すれば Sonos 社にとってより良い意思決定ができるか」を考えています。